経営者メッセージ
代表取締役社長ご挨拶

竹本 伸吾 代表取締役社長
1984年生。愛知県出身。京都大学総合人間学部卒業。組織開発コンサルティングファームにて活動したのちに現職。現在はコンサルタントとして、様々な組織体向けに人の認知構造に着目した組織開発を実践。
思いを持った経営者やリーダーの伴走者として、現場に変化が起きる支援を実践している。趣味:音楽、和太鼓。伝統と新しさがまざりあって音の「ノリ」が生まれるのが大好き。人の思いがまざりあって「ノリ」が生まれる組織づくりをしたい。
この度は、弊社のホームページにご訪問いただき誠にありがとうございます。
当社は、組織開発のコンサルティング企業として、日々クライアント組織の中に「モメンタム(心の勢い)」を作り出す、強くすることを目指して、企業経営者の皆様のご支援、企業の組織開発、人材開発を担っている方々のご支援をさせていただいております。
コンサルタントという職業には驚くほど多くのイメージが抱かれるのですが、「当事者じゃないのにコンサルタントに依頼をする意味があるのか?」など疑問を抱かれるケースもあります。もしかしたらこれをご覧の方の中にもそうしたイメージや疑問を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、当事者ではない、ということ自体は事実ですが、だからこそ依頼するメリットがあることが多いとクライアントの皆様との対話の中で実感しています。
逆に言えばどんなに優秀で意欲のある方でも、当事者だからこそ組織の深層部分に根を張っている問題に手を付けられないというケースを私は多くの組織で目の当たりにしてきました。
- 理屈はこうすればいいのはわかりきっているのに、当事者同士ではなぜか話が進まない(話し合いのテーブルにもつけない)
- 社員や働いている方々がどう感じているのか本音がわからない
- 組織の問題を指摘したいが、モチベーションが下がったり反感を抱かれるかもしれず不安
組織は感情でできています。一般的なコンサルタントのイメージである「経営理論やフレームワークを使ってロジカルに問題解決を提案する人」。これももちろん価値のある仕事かもしれませんが、それだけでは組織が動くことはありません。
当社は大切にしていることがあります。
- 組織や働く人の「意の開発」が何よりも上位の価値
私たちの心は知・情・意の3つの要素で成り立っています。どれだけ役に立つ知(知識やノウハウ)が提供されても、情(感情・意欲)がないと動きません。そしてさらには状況をよい方向に変えていく、という意(意志)がなければどんなに良い施策も実行強度が上がることはありません。その点で働く人たちの「意の開発」が何よりも大切だと思っています。 - 経営・組織コンサルタントとは「組織実行のエンジニア」であること
コンサルタントは専門知識を提供する先生業と解釈されることもありますし実際そのような方がコンサルタントを名乗ることもありますがわたくしとしてはそうした必要な知識が組織がポジティブな方向にいくためにどのように実行に落とし込まれるのか、知識と実行をいかに統合するのかが最も重要な部分だと感じています。 - モメンタムあふれる組織文化を作ること
目指す組織の姿はモメンタム(心の勢い)あふれる状態です。ポジティブな空気が醸成され相互に信頼し、鼓舞しあうそうした組織文化をいっしょに作っていくことがクライアントのパフォーマンスやウェルビーイングに直結します。
社員や働く人が活きる会社作りをしたい、経営課題と向き合いながらもどこかうまくいかない不安感がある、実行力が大切だと感じながら思うように組織が動いている実感がない、このような問題意識がある方にこそお役に立てる会社でありたいと思い、事業活動に尽力してまいります。引き続きご愛顧のほど何卒よろしくお願いいたします。
代表ご挨拶
恩田 勲 取締役会長
1957年生。大学卒業後国内大手組織開発コンサルティングファームにて活動。25年間活動し、多数の組織変革プロジェクトをリード。その後コンサルティングを「虚業ではなく実業」とすべくJoyBizコンサルティングを創業。
現在は、経営者への指導、啓発のための活動を主に、コンサルティングに従事。
世界的な病禍の中でビジネスモデルを上回るソーシャルモデルが急変しようとしています。その急先鋒がDX(デジタル・トランスフォーメーション)の進展です。DXとは2004年にスウェーデンウメオ大学教授のエリック・ストルターマンが 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」と定義していますが、古くはマン・マシン・インテグレーションと称された人と機械が一体化しての生産性向上という考え方において、マシンの定義が筋力領域だけでなく脳力領域(ソフトウェア)にまでに進化した形で統合的に機能していく状態になるという世界観をいいます。
ここでポイントは、、目的が「人々の生活をより良くする」ということです。ところが現実は経済原則に支配された競争原理の中での情報技術の進展、多感る処理速度や複雑性へ「心」が追いつかず、どこの組織体においても主要な経営課題として、DX対応における「働き方改革」と同時に「健康管理」が上げられる様になってきています。
この問題も早くから予見されていてA・トフラー博士をはじめ「ハイテック・ハイタッチ」の重要性が警告されていました。機械や情報技術が高度になればなるほど、人の心や人間関係も高度化しないと人間社会のバランスを失い、情報技術の発達が人の生活を不幸にするといった警告でした。
グローバルな競争激化やダイバシティーの複雑化の潮流的速度は最早歯止めが効く状態ではありません。これが各組織体の経営環境にVUCA を生み出す原因となっていますが、その具体的な対応としては2つのアプローチ以外にはありません。
一つは棲み分けです。経営活動におけるDXの目標が「人々の生活をより良くする」ならば、情報技術の高度化によって人が情報システムの被支配者になっては元も子もありません。情報技術や情報システムは活用するものです。人とシステムの強みの見極めと役割の棲み分けをすることが大切なのです。
社会活動や経営活動で重要なのはVUCAの中で次々に生じる問題は相互に絡み合い、単純に処理するだけの問題群ばかりではありません。時には創造的に手を打たなけれならない問題もあれば、問題自体を想像しなければならない場合も頻出してきます。
それに対応するには処理技術ではない能力が要求されることになります。そこに人ならではの存在意義があります。棲み分けがあるというよりも棲み分けなければならない領域があるわけです。
二つ目は、人ならではの複雑性と瞬発性を有する「感情」という要素です。これは情報システムでは到底対応は望めません。この動きに対応できるのは人の能力だけです。「喜怒哀楽」を調整していく問題解決がなくては、早晩ビジネスも組織も機能不全に陥ってしまいます。
それに対応していくには、組織も人もこれまでとは違った問題解決能力や思考法を身につけなけれなければなりません。それは意識転換レベルの命題です。
どの組織体も「頭では分かっているつもりでも気持ちが追いついていない」という現場の実態があります。この思いと気持ちのギャップの中で、日常的にエンドレスな肉体的ストレスや心理的ストレスを生み出し、また対人間も上下左右共にコミュニケーション上のロスが心のガス欠や感情的亀裂となって、組織的にも個人的にも様々な病理を生み出しています。
JoyBizでは、経営者の30年に渡る行動科学をベースとした組織開発の経験値に基き、組織のエンジンは、人間相互に作用する「コミュニケーション」のあり方と個々人に内在する「パフォーマンス」であることに収斂すると同時に、両者に楔を打っているのが「当事者意識」としての「思考の持ち方」と「気持ちの持ち方」という2つの切り口にある、ということに注視して、そのチューニングこそが問題解決の帰結点である、という視点にたどり着きました。
JoyBizではこういった視点を基にLIFT(Life idea & feeling Treatment)というご支援コンセプトを構築しました。LIFTは、「意思の在り方を当事者意識に向けて調整すること(Idea Navigation)」と「ポジティブとなる思考法とやる気という気持ちを喚起させる(Feeling Regulation)」という2つの領域に注目して、両者に有効なテクノロジーによるご支援を行うプログラム概念を云います。世間で注目されている「レジリエンス(復元力)」といった概念や「マインドフルネス」といった取り組みもこの一環です。JoyBizでは、論理だけではなく感情や意識にアプローチする総合的なテクノロジーですので、単なる座学のような知識提供だけではなく、体感学習のような五感を通しての気づきや学びを啓発するアプローチを行っています。
私は「改革」の実践を、表面的ではなく抜本的にアプローチしたいという思いで起業しました。改革を組織レベルで促進したいと考える方々、組織をポジティブな状態に活性化させたいと期待する方々、次代に上手く経営を引き継ぎ、持続的に成長をなし得たいと願う方々、そして何よりも経営施策を実践させることを本義として苦慮なさっている方々にこそお役に立てる会社でありたいと思います。ご縁の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
関連書籍のご紹介
問題解決のセンスをみがく本
この度、「問題解決のセンスをみがく本」を出版させて頂きました。
皆様の問題解決のヒントとなれば幸いです。
イノベーションを起こすために問題解決のセンスをみがく本
JoyBizコンサルティングは「Joy溢れる経営」のサポートを目指しており、そこには「経済性の成功」そして「関係性の成功」の2つが必要であると考えています。
問題解決のセンス。実はこれは経済性だけではなく、「関係性」という所にもフォーカスしています。
問題解決というと、「道具性」や「理論」、「思考方法」等が良く取り上げられて、それらを紹介する書籍は山の様にあります。
本書では、「理論」と「フレームワーク」もお伝えはしますが、それ以上に「問題解決がなぜうまく行かないのか?」を以下観点から問題提起をしております。
その1 「状況に適合した問題解決技法の使い分けができていない」
その2 「個人の経験に根差すものの見方や考え方、
先入観といった“観念の枠”が及ぼす影響に気付いていない」
その3 「人々の知恵や行動を一体化し、かつ相乗的に活かす
チーム学習的な活動の影響性に目が向いていない」
この3つの盲点をしっかりマネジメントすることができれば、問題解決が促進できるということにつながります。
是非以下の流れで本書を参照頂ければ幸いです。
1章・2章
⇒問題の種類と、それに合った技法
3章
⇒「イノベーション」を起こす為に必要な「人財のイノベーションとは?」
4章
⇒個人の力量だけではなく、「集団力学」によって「人財のイノベーション」を引き起こす
もう十分スキルの修得及び勉強をされてこられた皆様であれば、「イノベーションをおこす起こすために」、特に3章・4章がご参考になれば幸いです。