何故、問題解決はうまく行かないのか?

問題解決とはいうけれど

多くのクライアント様のお手伝いをさせていただいていますと、「問題解決がうまくいかない」というお声を多くいただきます。「問題解決」は企業活動そのものともいえますし、まさしく「永遠のテーマ」ではないでしょうか?

  • 新規事業どうしよう?
  • 商品開発どうしよう?
  • 残業をどうやって減らそう?
  • 業務効率どうやってあげよう? 等

問題解決をパターン化していませんか?

新人からベテランまで人材開発のさまざまなニーズがありますが、レベルや内容は違えども、問題解決能力の向上はもっともご要望が高いテーマです。でもその前に、まず皆様とシェアしたいのは、「こんなことございませんか?」という事例です。

例えば、「問題解決?それはお前いわゆるトヨタ流だろ!」もしくは「要はQC手法でしょ?」と思われたのであれば、ひょっとしたら「ワンパターンの問題解決技法とアプローチ」しか活用していない可能性があります。

三徳包丁だけでは、料理はうまく作れない。弘法、やっぱり筆を選ぶ

三徳包丁(日本の家庭で一般的な万能包丁)に代表されるように、一般家庭での調理では、肉切りでも魚切りでも野菜切りでも同じ包丁で調理することが一般的です。しかしプロの料理人は違います。切る対象に応じて様々な包丁を使い分けます!仮に、三徳包丁で全ての対象を切ろうとするとどうなるか?刃こぼれさせてしまった、対象の材料を痛めてしまうこともあります。

実はこれと同じことが「問題解決」にも言えます。料理に置き換えると、問題そのもの → 調理する材料、問題解決手法 → 包丁となります。是非ご想像頂きたいのですが、問題に対して不適切な手法で対応すると、人材と職場の雰囲気の破損、最悪の場合“崩壊”が起こり得ます。

我々がここでお伝えしたいのは、問題には色々な種類がありますので、それに適した手法を用いる必要がある、という事です。いかがでしたでしょうか?是非、一度、皆さんが日頃活用されている問題解決の手法を振り返ってみてください。